• あなたに触れるその日まで〜妊娠中のキモチ〜

    Posted on 2012/8/28 by in 親の気持ち~エッセイ

    パクパクパクパク
    音は聞こえないけれど 確かにここに命がやどった
    これが赤ちゃんの心臓ですよ とエコー画像を指差す先生
    あなたは想像もできないでしょう
    言葉にできないほどの思いで胸がぎゅーっとなり
    温かい涙がこみ上げてきた時の わたしのシワくちゃな顔と言ったら(笑)

    小さな小さな命は本当に小さすぎて いつも不安と隣り合わせ
    まもなくつわりでご飯が喉を通らない
    わたしがこんな状態で あなたは大丈夫かしら
    あなたの生命力を信じてるからね 信じてるからね
    あなたに触れられるその日まで ただただ健やかに と毎日祈っていた
    検診であなたの元気な姿を確認できるといつも
    一生懸命生きてくれてありがとう と心からほっとした
    それを何度繰り返しただろう

    10ヶ月 四季の移ろいをあなたに語り続けてきた
    色とりどりの落ち葉を拾って何が作れるかな 一緒に大作を作りたいね
    わたしが大きな雪だるまを作るから あなたはチビだるまを作ってね
    来年は桜の木の下で一緒にお花見しようね
    あなたと一緒にいられるだけで 何だか優しい気持ちになれた

    お腹をポンポン 元気ですかーと語りかけると
    ぼくは元気だよー と返事をするように あなたはポコポコ 時々 グニョーン
    くすぐったいやら 時々・・・痛い
    でもそれがとっても幸せな時間

    何だか作りたくなったんだ
    毛糸を買い込んで サイズもわからないのに ベストを編んだ
    似合うかわからないのに レース生地を買って セレモニードレスを縫った
    あなたのために何かしたくなる これが母性なのかしら

    大きなお腹での日常生活はヒーヒーフーフー
    それでも元気に生まれてきてくれることを願って
    フローリングの拭き掃除

    いつあなたに会えるのかな
    まだかな
    まだかな

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