• はやくあなたと過ごしたくて 〜生後1週間 入院中のキモチ〜〜

    Posted on 2012/8/29 by in 親の気持ち~エッセイ

    あなたを迎え入れてまもなく
    大仕事をやってのけたわたしの体は 言うことを聞かない
    あなたのお世話をしなきゃと
    はやる気持ちは 空回り
    これから十分に時間はあるって言うのに
    あなたに1分1秒でも触れていたくて
    手元にいないと
    お腹減って泣いていないかな
    寂しくて泣いていないかな
    気になって仕方ない

    看護師さんがあなたをわたしのところへ連れてきてくれた
    あなたが生まれてすぐの対面から
    改めまして こんにちは

    小さな小さなあなたが
    看護師さんの手からわたしの手へ渡された
    恐る恐る でもしっかりと わたしはあなたを包んだ
    温かくてふにゃふにゃで
    あなたの重みや温もりをはじめて感じた

    はじめての添い寝
    はじめてのオムツ替え
    はじめてのおっぱい
    はじめての寝かしつけ
    はじめてづくし
    こんなに手際の悪い自分は久しぶりかもしれない

    あなたのお世話をするため お父さんは休みを取った
    病室に一緒に寝泊まり
    これで家族3人そろったよ

    張り切るお父さん
    オムツ替えはわたしより上手
    あの大きな手は 寝かしつけにうってつけ
    あなたは心地よく眠りについたよ

    あまりに静かに寝ているあなた
    わたしは そっとあなたの鼻元に耳を傾ける
    スースー
    鼻息が聞こえてほっとする
    何度耳を傾けただろう

    飲み方が下手なあなたと
    飲ませ方が下手なわたし
    リードしてあげなきゃいけないのに
    全然うまくいかない
    かっちかちのおっぱいをあなたに飲めなんて 無理な話

    あなたの小さいお口と短い舌は
    わたしの短い乳首を捉えることができない
    乳頭保護器と搾乳機に頼る毎日
    栄養を与えてあげたい
    日に何度も何度もおっぱいをしぼった
    あなたがお腹が減って泣いちゃう前に
    ひとり黙々としぼった
    たくさん たくさん 飲ませてあげたかったから

    おっぱいとミルクを与え終わっても
    ひな鳥が餌を求めるような泣き声で 一向に泣き止まないあなた
    まだお腹が減ってるのかな
    室温が高すぎるのかな
    オムツが気持ち悪いのかな
    寝られなくて嫌なのかな
    わからない
    看護師さんが寝かしつけてくれた
    新米ママ惨敗

    退院が迫る
    おっぱいを一向に上手に飲ませてあげられない
    あなたの体重の増加がかんばしくない
    いろんな不安はあるけれど
    はやくあなたとお家で過ごしたい
    きっとお家なら わたしもリラックスして
    今よりもっと上手に あなたに接してあげられる

    きっとそう

     

     

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